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「NISA貧乏」とは?投資ブームの裏で増える“生活が苦しくなる投資”に注意

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新NISAのスタートにより、日本では「投資ブーム」とも言える状況が続いています。
将来の資産形成のために投資を始める人が増える一方で、最近話題になっているのが
**「NISA貧乏」**という言葉です。

これは、将来の資産づくりを優先するあまり、現在の生活が苦しくなってしまう状態を指します。

本来、投資は生活を豊かにするためのもの。しかし、無理な積立によって生活費が足りなくなると、本末転倒になってしまいます。

この記事では、「NISA貧乏」とは何か、なぜ起こるのか、そして回避するためのポイントをわかりやすく解説します。


NISA貧乏とは?

NISA貧乏とは、次のような状態を指します。

  • 将来への不安から投資額を増やしすぎる
  • 生活費や貯金を削って投資している
  • 手元の現金がほとんどない

つまり、投資を優先しすぎて生活資金が不足している状態です。

SNSやメディアでは「毎月◯万円積立」などの情報が目立ちますが、
それをそのまま真似すると、家計に無理が生じることがあります。


NISA貧乏に陥る主な原因

積立額が多すぎる

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手取り収入に見合わない高額な積立を設定してしまうケースです。

例えば

  • 月30万円積立
  • 生活費ギリギリまで投資

このような状態では、毎月の家計が赤字になりやすくなります。


現金をほとんど持っていない

投資を優先しすぎると、手元の現金がほとんどなくなります。

すると次のような事態に対応できなくなります。

  • 冠婚葬祭
  • 急な病気
  • 家電の故障
  • 車の修理

投資は長期運用が前提ですが、生活は毎日続くものです。


「乗り遅れたくない」という焦り

株価が上がっていると、

「今投資しないと損をする」
「みんな儲かっている」

という焦りが生まれやすくなります。

しかし、焦って投資額を増やすと、家計のバランスが崩れやすくなります。


SNSやメディアの影響

SNSでは次のような投稿が目立ちます。

  • 月20万円積立しています
  • 30代で資産3000万円

こうした情報を見ると、

「投資しなければならない」

というプレッシャーを感じてしまう人も少なくありません。


「NISA貧乏」はやめたほうがいい4つの理由

急な出費に対応できない

貯金がない状態では、次のようなトラブルで困る可能性があります。

  • 病気やケガ
  • 家電の故障
  • 引っ越し
  • 冠婚葬祭

現金の余裕は生活の安心そのものです。


暴落時にパニック売りしてしまう

生活費を削って投資していると、株価が下がったときに

「これ以上減ったら生活できない」

という心理になります。

その結果、一番損をするタイミングで売ってしまうケースもあります。


今の人生を楽しめなくなる

過度な節約を続けると、

  • 旅行
  • 趣味
  • 学び
  • 友人との時間

といった「今しかできない経験」を逃してしまう可能性があります。


借金に頼るリスクがある

積立を維持するために

  • キャッシング
  • リボ払い

などを使うと、投資の利益よりも高い利息を払うことになりかねません。


NISA貧乏を防ぐチェックポイント

生活防衛資金を確保する

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投資を始める前に、まず確保しておきたいのが生活防衛資金です。

目安は

  • 最低:生活費3〜6ヶ月分
  • 理想:生活費1年分

この資金は投資ではなく現金で持つことが重要です。


身の丈に合った積立額にする

NISAは高額でなくても十分活用できます。

例えば

  • 月1万円
  • 月3万円

でも、長期運用なら資産形成は可能です。

**大切なのは「継続できる金額」**です。


借金をして投資しない

次のような状態は危険です。

  • 投資のためにリボ払い
  • キャッシングで積立

これは投資ではなくリスクの拡大です。


家計を見える化する

投資額を決める前に、まず確認したいのが家計です。

チェックポイント

  • 固定費(家賃・通信費など)
  • 変動費(食費・娯楽費など)
  • 毎月の貯金額

家計の収支を把握してから、投資額を決めることが重要です。


投資は「今の生活」を壊してまでやるものではない

NISAは資産形成にとても便利な制度ですが、あくまで手段です。

本当に大切なのは次のバランスです。

  • 今の生活の安心
  • 将来の資産形成

もし

  • 投資のせいで生活が苦しい
  • 貯金がほとんどない

という状態なら、積立額を減らす、または一時停止することも選択肢です。


まとめ

NISA貧乏を防ぐポイント

  • 生活防衛資金(3〜6ヶ月分)を確保
  • 無理のない積立額にする
  • 借金をして投資しない
  • 家計の収支を把握する

投資は「長く続けること」が最も重要です。
今の生活を守りながら、無理のない範囲で資産形成を行いましょう。


DIAMOND記事年収1400万円パワーカップルが借金300万円「NISA貧乏」に転落した当然の理由


  SNSや周囲の声に煽られた「外側の理由」で始める投資  「投資を始める」という人の多くは、本来「このくらいなら今の家計状況でも無理なく積み立てていけるだろう」と、余裕を持って計画するものです。ですが、最近は少し様子が違います。  

「みんなが無理してでも投資はすべき」「積み立て額は毎月5万円はすべき」、SNSで「老後のため1億円を目指そう」と言っていたから、など、自分の家計状況とは別の、いわば「外側の理由」で始めてしまう方が増えているようです。  見栄や欲がきっかけで投資を始めたとしても、収支が回っているうちはいいでしょう。しかし、「積立額」を優先するあまり、無理な捻出を繰り返して家計を圧迫し、結果として借金を作ってしまう……。  これでは本末転倒です。投資は本来、余剰資金、つまり「毎月の生活費に充てなくてもいいお金」で行うのが大原則。ここを履き違えると、お金の流れは一気に悪い方へと変わってしまうのです。

世帯年収1400万円超の「勝ち組夫婦」が抱えた300万円の借金

 「これだけ身を粉にして働いているんだから、お金に困るはずがない。そう信じ込んでいたんです」  相談室の椅子に浅く腰掛け、落ち着かない様子で話し始めたのは、都内の大手広告代理店で働く馬場昭雄さん(仮名・45歳)。隣には、外資系企業でマネジャーを務める妻の千恵子さん(仮名・43歳)が座っています。5歳と2歳、育ち盛りの2人のお子さんを抱え、世帯月収は手取りで80万円超。ボーナスを含めれば年収1400万円を優に超える、世間でいう「勝ち組」のパワーカップルです。  

仕事に打ち込み、必要な支出をしていただけ。そう思っていたご夫婦ですが、現在の貯金額は、なんと「ほぼゼロ」。それどころか、数年前から膨らみ続けたクレジットカードのリボ払いと、生活費補填のためのキャッシング残高が、夫婦合わせて300万円に達していました。周りも積み立ててる」夫婦で月30万円の見切り発車  

「きっかけは、2024年に始まった新NISAでした。仕事柄、トレンドには敏感でありたいし、周りの同僚も『積み立ててないやつは損してる』なんて言う。だから、ろくに調べもせずに、夫婦で月30万円という強気な金額でつみたて投資を始めたんです」  

昭雄さんは、ご自身の家計の正確な状況を把握していませんでしたが、「これだけ収入があるのだから、少々投資に回しても生活が揺らぐことはないだろう」と楽観視していました。一方の千恵子さんは、家計状況を漠然とは把握しており、「毎月30万円も投資に回すのは厳しいのでは……」と不安を感じていました。それでも、バリバリ働いてたくさん稼いでくる夫が、大丈夫だというなら大丈夫なのだろうと、あえて反対はしなかったそうです。

このように、家計の「実数」があいまいなまま、ある種の見栄と焦りに突き動かされて投資をスタートさせたことで、馬場家の資金繰りは急速に悪化していきました。

月収80万円でも毎月10万〜20万円の赤字が生まれるカラクリ

収支を整理してみましょう。手取り月収80万円に対し、30万円を投資に回せば、残る生活費は50万円です。ですが、彼らの生活水準は「月80万円」のまま据え置かれていました。家賃が約20万円、食費が約15万円、水道光熱費が5万円。これだけで、すでに40万円が消えます。ここにご夫婦それぞれの小遣いやお子さん関連の支出、週末に家族で楽しむテーマパークや水族館などの娯楽費を加えると、毎月10万〜20万円の「赤字」が出る計算になります。  では、なぜ今まで破綻に気づかなかったのか。それは、ほぼすべての支払いをクレジットカードで済ませていたという要因が強いでしょう。不足分はボーナスで補填すればいい、という考えが染み付いていました。ところが、投資額が膨らみ、ボーナスでも補いきれなくなると、今度はカードのキャッシングに手を出し始めます。複数のカードから借り入れを繰り返すうちに、雪だるま式に負債が膨らんでしまったというわけです。  家計状況を正しく把握できていれば、いきなり30万円を積み立てる無謀な判断には至らなかったはずです。逆に「30万円」を死守したいのであれば、高額なデリバリーや外食を見直す、あるいは光熱費やその他の固定費にメスを入れるといった工夫ができたでしょう。  無計画に「得」の文字に惹かれ、無理な金額を投資に投じたことで、生活費のために年利15%近い借金を作るという、あまりに本末転倒な状況を招いてしまいました。

「二人で稼いでいるから大丈夫」という根拠なき過信がブレーキを失わせた  

「キャッシングの返済が追いつかなくなって、本当に苦しかった……」と千恵子さんは吐露します。不安に押しつぶされそうになり、自分のお小遣いを削って必死に耐えていました。  それなのに、事態を楽観視している昭雄さんは、相変わらず無頓着。スマホ決済の履歴を見れば、コンビニコーヒーから数千円のサブスク、限定品の衣類まで、目に見えない小さな支出が際限なく発生し続けている状態でした。「二人で稼いでいるから大丈夫」という根拠のない過信が、ブレーキを失わせていたのです。  仕事では数千万円、数億円という予算を動かし、クライアントには「効率化」を説く昭雄さんですが、こと自分の「足元の支出」に関しては、驚くほど感情的で無頓着な判断を繰り返していました。  幸い、1年続けた投資の評価額は、運用益を含め370万円弱になっていました。NISAはいつでも現金化が可能です。今の馬場さんに必要なのは、含み益のパーセンテージを眺めることではなく、お金のストレスから解放されること。いったん投資商品を売却して借金を完済し、ゼロベースでやり直すべきでしょう。  馬場さんご夫婦の問題は、投資の手法云々ではありません。「身の丈に合った支出をする」という家計の基本を無視し、見栄と焦燥感に突き動かされて、一番大切な「キャッシュ」を枯渇させてしまったことにあります。細かい節約テクニックを探す前に、まずは「いくら稼ぎ、いくら使い、いくら借金があるのか」という現実を直視できていなかったのです。  将来のために投資を取り入れることは、これからの時代に欠かせない視点です。ただし、それはあくまで「自分の家計状況に合わせて」行うべきものです。見栄や流行に流され、浮足立ったまま始めていいものではありません。まずはしっかりと地に足をつけ、自分たちの状況を見据えながら、投資と付き合っていくことが大切なのです。

年収1400万円パワーカップルが借金300万円「NISA貧乏」に転落した当然の理由(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
年収1400万円超、都内在住の共働き夫婦。誰もが羨む「勝ち組」のはずが、通帳の残高はほぼゼロ、借金は300万円に膨らんでいた。引き金となったのは、2024年に始めた新NISAへの積み立てだった……

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