■ 宝くじの歴史と種類
宝くじは、1945年に政府が初めて発売したのが始まりです。
現在は、伝統的な番号付きの「宝くじ」に加え、削ってすぐ結果がわかる「スクラッチ」や、自分で数字を選ぶ「ロト」「ナンバーズ」など、さまざまな種類があります。
過去に行われた調査では、成人の約8割が宝くじを購入した経験があり、今も非常に人気の高い娯楽となっています。
■ 当せん金は非課税
「高額当せんしたら税金でたくさん引かれるのでは？」と思う方もいますが、心配は不要です。
宝くじの当せん金は「当せん金付証票法」により非課税と定められており、当せん者は金額をそのまま受け取ることができます。
■ 宝くじは誰が運営している？
宝くじの発行主体は、全国の都道府県や20の指定都市などの地方自治体です。
自治体が総務大臣の許可を得たうえで、販売や抽せん業務などを銀行に委託して運営しています。
銀行は次のような業務を担当します：
- 宝くじ券のデザイン・印刷
- 広報活動
- 販売業務
- 抽せんの実施
- 当せん番号の公表
- 当せん金の支払い
■ 売上金の約4割が自治体の収益に
宝くじの売上金のうち、当せん金や販売経費を除いたおよそ4割が「収益金」として自治体に納付されます。
この収益金は、以下のような地域の公共事業に活用されています：
- 少子高齢化対策
- 防災対策
- 公園の整備
- 教育・社会福祉施設の建設や改修
■ 宝くじは「運試し」＋「社会貢献」
宝くじは単なる娯楽ではなく、地域社会の公共サービスを支える大切な財源にもなっています。
当せん金が非課税であることも、多くの人にとって魅力のひとつです。
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