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世帯年収800万円なら住宅ローンはいくらが現実的?

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無理をしない資金計画の考え方

日本の世帯収入の実態を見ると、厚生労働省の調査では世帯所得の中央値はおよそ400万円台前半となっています。
そうした中で世帯年収800万円は比較的余裕のある水準といえ、住宅購入を具体的に検討する人も多いでしょう。

一方で、収入に余裕があるからといって高額な住宅ローンを組みすぎると、将来の家計を圧迫するリスクもあります。
この記事では、年収800万円世帯を想定し、

  • 住宅ローンはいくらまでが目安か
  • 毎月の返済額はどの程度が妥当か
  • 頭金や金利タイプをどう考えるか
  • 夫婦でローンを組む際の注意点

を、数字を交えながら分かりやすく解説します。


年収800万円世帯が借りられる住宅ローンの目安

目安となるのは「年収倍率」

住宅ローンの借入額を考える際によく使われるのが「年収倍率」です。
これは住宅価格(または借入額)が年収の何倍かを見る考え方で、多くの金融機関では以下がひとつの目安とされています。

  • 比較的慎重:年収の 4〜5倍
  • やや余裕を見た上限:年収の 6倍前後

年収800万円の場合に当てはめると、

  • 4倍 → 約3,200万円
  • 5倍 → 約4,000万円
  • 6倍 → 約4,800万円

となり、3,500万〜4,800万円前後が現実的な借入レンジと考えられます。

住宅の種類によって許容範囲は変わる

国土交通省や住宅金融支援機構の調査を見ると、

  • 中古マンション・中古戸建て
     → 年収倍率は 4倍前後
  • 新築マンション・注文住宅
     → 5〜6倍程度

になる傾向があります。

たとえば、年収800万円で5,000万円台の新築住宅を検討する場合、
頭金を2割程度用意して、借入を4,000万円台に抑えることが一つの安全ラインといえるでしょう。


毎月いくらまでなら無理なく返せる?

判断基準は「返済負担率」

もう一つ重要なのが、返済負担率です。
これは、手取り収入に対してローン返済が占める割合を示します。

一般的な目安は以下の通りです。

  • 安心できる水準:20%前後
  • やや余裕を持てる上限:25%程度
  • 30%超:家計が不安定になりやすい

年収800万円の手取りを想定すると

年収800万円の場合、社会保険料や税金を差し引いた
**手取りは年間およそ600万〜620万円(月約50万円前後)**と考えられます。

これを基にすると、

  • 返済負担率20% → 月約10万円
  • 返済負担率25% → 月約12〜13万円

つまり、毎月10万〜13万円程度が無理のない返済額の目安になります。


借入額と返済額の関係(シンプルな例)

仮に以下の条件で試算すると、

  • 借入額:4,500万円
  • 返済期間:35年
  • 金利:年0.4%前後(変動型想定)
  • ボーナス返済なし

→ 月々の返済額は約11万〜12万円台
→ 総返済額は約4,800万円前後

となります。

5,000万円以上借りる場合は、月々の返済が13万円超になりやすく、
教育費や老後資金との両立が難しくなるケースも増えます。


頭金はどれくらい用意する人が多い?

住宅購入時の頭金は「1割程度」と言われることが多いですが、
実際の調査では2〜3割を自己資金でまかなう世帯も少なくありません

例:5,000万円の住宅

  • 1割:500万円
  • 2割:1,000万円
  • 3割:1,500万円

頭金を増やすメリットは、

  • 借入額が減る
  • 金利上昇の影響を受けにくい
  • 総支払額が抑えられる

という点にあります。

ただし、貯金をすべて頭金に回すのは危険です。
生活費の最低3〜6か月分は、必ず手元資金として残しておきましょう。


返済期間と金利タイプの考え方

返済期間は「短ければ良い」とは限らない

返済期間を短くすれば利息は減りますが、
月々の負担が急激に重くなります。

年収800万円世帯の場合、

  • 25年返済:月15万円以上になりやすい
  • 30〜35年返済:月10〜13万円に収まりやすい

という傾向があり、家計の安定を重視するなら長めの期間が現実的です。

金利タイプは性格と家計で選ぶ

  • 変動金利
     → 低金利だが、将来の上昇リスクあり
  • 固定金利
     → 金利は高めだが、返済額が変わらない安心感
  • 固定期間選択型(10年など)
     → 当面の安定と柔軟性を両立

「収入に余裕がある」「繰上返済を考えている」人は変動型、
「家計管理をシンプルにしたい」人は固定型が向いています。


夫婦で住宅ローンを組む場合の注意点

共働き世帯では、夫婦でローンを組むケースも増えています。主な方法は次の3つです。

  1. ペアローン
     それぞれが別のローンを組む
     → 控除は2人分、諸費用は2本分
  2. 連帯債務型(収入合算)
     1本のローンを夫婦で返済
     → 控除を分け合えるが、離婚時も返済義務が残る
  3. 連帯保証型
     1人が借り、もう1人が保証
     → 控除は1人分のみ

将来の働き方やライフイベント(出産・介護)も考慮して選ぶことが重要です。


無理のない返済計画のために意識したいこと

  • 共働き前提の収入は「減る可能性」を考える
  • 定年後までローンを残さない設計を意識する
  • 住宅ローン控除などの制度を活用する
  • 教育費・老後資金と同時に考える

住宅ローンは「借りられる額」ではなく、
「将来も払い続けられる額」で決めることが何より大切です。


まとめ|年収800万円でも“慎重すぎる”くらいがちょうどいい

世帯年収800万円あれば、都市部での住宅購入も十分射程に入ります。
しかし、住宅ローンは30年以上続く長期の約束です。

  • 借入額は4,000万円前後を軸に
  • 月々の返済は10〜13万円以内
  • 頭金と手元資金のバランスを重視

この3点を意識し、シミュレーションを重ねながら、
将来に余裕を残す住宅購入を目指しましょう。


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