――それは「覚悟」なき者の幻想だッ!
最近、家賃は上昇を続けている。
更新のたびに突きつけられる値上げ通知……
「ならば家を買うべきではないのか?」
そう考える者が増えるのも無理はない。
さらに住宅価格は家賃以上の勢いで上昇中だ。
「今買わなければ、もっと高くなる」
「買うなら今しかない」
そんな声が街にもネットにも満ちている。
だが――
その判断、あまりにも早計ッ!
未来の価格は“スタンド”のように見えない
住宅価格が上がり続けると信じる者は、
「未来が読める」と思い込んでいるにすぎない。
10年後、20年後の不動産価格……
それを正確に予測できる人間など存在しない。
人口が減る地域では、
住む人より家の方が多くなる。
需要が減れば価格は下がる――
それは経済の“法則”だ。
都市部であっても、
金利の上昇、投資環境の悪化が起これば、
不動産の価値は一転して下落する可能性がある。
つまりこういうことだ。
「今買わないと損」という言葉は、
根拠なき楽観論にすぎないッ!
見るべきは市場ではない
――自分の“家計”だッ!
住宅購入の判断基準は、
価格の上下ではない。
見るべきは、自分の財布の中身である。
重要なのは、次の二つッ!
① 毎月、無理なく返済できるか
② もし払えなくなったとき、家を売って整理できるか
この二つを満たさぬ住宅購入は、
時間差で襲ってくる「敗北」だ。
「払える」と「苦しくない」は違う
ローンは組める。
だが、それが安全とは限らない。
失業、病気、子どもの進学……
人生には予測不能なイベントが次々に現れる。
それでも返済できるかどうか――
そこが勝敗を分ける。
住宅ローンとは、
数十年続く“長期戦”である。
必要なのは、
「なんとかなる」金額ではない。
「何があっても崩れない」金額だッ!
逃げ道を持たぬ者は敗れる
もう一つの重要ポイント……
それは「撤退できるかどうか」だ。
・最初に自己資金を入れる
・借りすぎない
・貯金を残す
・背伸びした価格帯を選ばない
これらはすべて、
“負けないための戦術”である。
もし
ローン残高 > 家の価値+貯金
という状態に陥れば、
それはすでに“詰み”に近い。
この状態だけは、
絶対に避けねばならないッ!
問うべきは「今か?」ではない
――「耐えられるか?」だ
条件が整っていれば、
価格が上がろうが下がろうが、
家計は崩れない。
つまり重要なのは、
買う時期ではなく、買える状態かどうか
なのである。
投資として家を買うなら話は別だ。
だが、住むための家とは、
利益を狙う武器ではない。
それは――
自分と家族が生き抜くための「拠点」だ。
市場の声に振り回されるな。
自分の家計と向き合え。
それができる者だけが、
住宅購入という戦いに
勝利するのだ……!




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