「お金は限界まで使うことが投資になる」という言葉を真に受けて実践してはいけない。
10万円稼いでも1万円しか使わなかったら、自分が想像しうる体験しかできません。でも、10万円入ったその日に10万円全部使ったら、それはいままでにない体験になるじゃないですか。
僕は、その体験が自分の成長の糧になるとずっと信じてます。もっとかっこよく言えば、限界までお金を使うことが明日の自分への投資になる。
限界まで使え。“世界の前澤”が語る「お金を増やす方法」はシンプルだった|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。「ちょこちょこ使ったって、何も変わらない」
当たり前体操ですが、”限界までお金を使うことが明日の自分への投資になる。”
このセリフを真に受けて、全部お金を使うと生活が破綻します(;´Д`)
【お金は使えば使うほど増える理由】 お金めちゃ使う→とんでもないモノが手に入る、コトが体験できる、人に会える→自分の成長の大きな糧になる→気づいたら成長してる→気づいたら今までより稼げるようになる→さらにめちゃ使う→さらに成長する→さらに稼げる。これの無限ループ。お金減らない。2018-05-16 13:37:55
【お金が増えずに減っていくパターン】 お金少し使う→たいしたモノもコトも手に入らない、人にも会えない→人生にハリが出ない、モチベーションもわかない→そんなに成長しない→あんまり稼げない→けどまたなんとなくお金少し使う→少しずつお金減っていく。それも無限ループ。2018-05-16 13:41:46
お金めちゃ使うぞー!って思った瞬間から成長が始まるんだよね。何に使おうかなーって深く調べたり勉強したり、誰を喜ばせようかなーって思考したり企画したり。めちゃ使う、というのは今の自分にとって「めちゃ」でよくて、金額の大小ではない。2018-05-16 13:48:01
【前澤流お金の使い方は子供の頃からで金額の大小関係ない】 小学生:お小遣い握りしめてビックリマンチョコ全力買い→スーパーゼウスいっぱい→友達欲しがる→あげる→注目の的。 高校生:バイト代握りしめてハードコアパンクのレコード全力買い→友達欲しがる→原価で売る→商売を知る→会社作る→今
上の前澤さんのポストを見ると
「小学生のころから全部お金を使うことを実践していて それが今に至り、成功しました」
のような書き方で、お金を全部使うことは問題ない!と錯覚してしまいそうですが・・・
まず大前提として小学生、高校生の頃なんて貯金がないのは当然だし
自分のお金を全部使ったところで親が面倒みてくれていれば問題はないのである。
大事なのは社会人になって自立して、自分でお金を稼ぎ、家賃/光熱費、食費、その他生活にかかる雑費を払って残ったお金をどのように使うかというところであり
前澤さんのツイートは一番肝心の、この社会人になってからZOZOが上場して事業で成功を収めていくまでの過程における自身の収入、支出を述べてはいないのである。
別に前澤さんが間違ったことを言ってるわけではなく、この語られぬ部分の文脈を読み取らずに
言葉だけ真に受けて、実践すると間違いなくご破産です!というのを僕は強調したい。
何よりも前澤さんが成功したのはお金の使い方におけるマインドセットうんぬんより
自分で起業して自分の立ち上げたビジネスにコミットし続けてきたからであろう。
その過程でお金の使い方における重要なマインドセットはあったのかもしれないが
一般人が前澤さんのコメントを真に受けてお金の使い方のマインドセットだけ真似しても
前澤さんのように成功することはできない(当たり前)。
そもそも論として、こうした限界までお金つかうというのは
頑張れば頑張るほど自分にリターンが帰ってくる実業家いわゆる創業者のなせる業であって
被雇用者の会社員であるサラリーマンが絶対に真似してはいけないのである。
とはいえ、前澤さんの発言には心にとめておきたい重要な発言もある。
「人と同じものを買わないほうがいいよ」とはよく言いますね。
たとえば、初めてのボーナスでみんなが持ってそうな時計を買ったって何の自慢にもならないし、自分の成長にもつながらない。
だったら何を買うか。どう使ったらどうなるかを想像をして使ってみなと。
自分の趣味を突き詰めるために使ってもいいし、人を思いっきり喜ばせるために使ってもいいと思いますよ。たとえば、初めて手にしたボーナス50万円をすべて使って両親を旅行に連れて行ったら、そのあとの親子の関係性はどうなるか。そう考えると面白いじゃないですか。彼女に思いっきり50万円分のプレゼントをしてみるのもいい。
とにかく、少しずつお金を使ってもたいした体験はできなくて、自分自身は何も変わらない。それなら一気に使って面白いを体験してみたら、とアドバイスしてます。
このアドバイスはかなり的確で
お金はあくまでも手段、ツールにすぎないという真意を如実に表現している気がする。
人生を変える、自分が感動する、人に感動を与える、こうしたもののためにお金を使う(≒投資するような感じ)は間違いなく意味のあるお金の使い方になるだろう。
ここまで書いてきて何がいいたいかと言うと、文字や文章を読んだり聞いた情報をきちんと読みとって理解するメディアリテラシーの能力がとっても重要ということ。
繰り替えしにはなるが、お金は限界まで使うことが投資になるという言葉を真に受けて
入ってきたお金を気の向くまま湯水のように使っていくと待っているのはご破産death!!!
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自分のご褒美という謎ルールでお金を使うのもよくない
また、多くの人がやりがちな自分へのご褒美という謎ルール、これも良くない。
自分へのご褒美の良くないところは、キリがないし、お金の使い方の基準があいまいになる点だ。
このような自分へのご褒美という謎ルールを精神的埋蔵金という表現をして書いていらっしゃる面白い記事を見つけました。
「精神的埋蔵金」とは、自分流のロジックや、謎の計算式や謎の換算によって捻出できる美容代のこと。
最終的に「買えぬなら 買ってみせよう ホトトギス」と一句詠んで買うという暴挙に出ます。我ながら、全く意味が分かりません。
欲しいものがあるけど高い…そんな問題は「精神的埋蔵金」で解決‼『棺にコスメ』⑨ | ダ・ヴィンチWeb圧倒的筆力で美容好きに人気を誇るブログ「棺にコスメ」がダ・ヴィンチニュースに登場! あなたの顔と美容魂をブチあげる魂の美容エッセイをお届けします。 美容に邁進していると必ず、目の前に立ちふさがる如何ともしがたい「限界」がいくつか見えてきます...
こういう謎ロジックを生み出し、ボンボンお金使うのもご法度です。
お金を使う基準の確立が大切
ただ、やはり自分の人生を少しでも変えたいと思うには、自分のお金の使い方を変える必要があるのもまた事実だとは思う。
以下のブログの記事なんかは
お金の使い方における基準を綺麗にまとめてくれているので自戒を込めて紹介しておく。
「稼いだお金を全部使うぞ」と思っていても、すぐに判断できずにウダウダ迷うこともあります。そういう時の判断基準とは「need」と「want」を考えるようにしています。
needなら買い
「ほしいなあ」って思う物をひたすら買っていたら、いくらあっても足りません。そして、本当に必要な物事に使いたい時に、お金が足りなくなってしまっては元も子もない。
なので
- これがないと死ぬと思うもの
- これがあることでどう生活がかあるのか説明できるもの
- これじゃないとダメと言い切れる物
を買うようにしています。
wantの場合は少し考える
買うことでは特に何も得られないもの、これじゃなくても良さそうなものの場合は少し考えた方がいいです。そうやって考えていると、大体のものは数日後には「ほしい」ではなく「ほしいと思っていたもの」に変わるからです。つまりは不要。
それでも頭に残るやつは、使い道とか機能性とかリセールバリューとかを再考して、買ってもいいかもしれない。
何のため、誰のためにお金を使うのかを考えればわかりやすい。持っていても仕方がないものや、使い道がわからないもののために使うお金は我が家にはない。
「稼いだお金を全部使う」を約1年継続して感じたことと、よかったお金の使い道 - どストライクゾーン稼いだお金は貯金せずに全部使っていくという実験を1年やったので、感想やよかったお金の使い道をまとめました。今後もこの生き方は継続します。
また、はあちゅうさんの「半径5mの野望」にかかれていたのだが
彼女にプレゼントを渡すとしたら
1万円のプレゼントを10回渡すよりも10万円のプレゼントを1回あげたほうが間違いなく後者のほうが彼女は感動するし、感動を与えられると書いてありました。
自分の人生を変えるために、どのようなお金の使い方をしていくか
今後も自問自答し、考えていきたい。
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